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今日も平和な幻想郷。霊夢とあうんはいつもどおり仲良く境内の掃除をし平和な時間を過ごそうとしていた。
しかしここはあくまで幻想郷、いつなにが起こっても不思議ではない。そんな博霊神社に1人の少女がやってきた。

???「おーい、霊夢ー!」
霊夢「(むっ、また魔理沙ね)」
マリ「おーい霊夢、魔理沙さんが遊びに来てやったぜ!」
霊夢「魔理沙あんた何しにきたのよ?」
マリ「ウチにいても暇だったもんで遊びにきちゃったぜ☆」

とそこにあうんがやってきた。どうやら魔理沙が来たことに気がついた
ようだ。


あう「魔理沙さん、今日はどういったご用件で霊夢さんのところへ?」
マリ「まぁまぁそんなに険しい顔をするなって」

あうんは険しい顔で魔理沙にそう聞いた。彼女が険しい顔をしたのには理由
があった。
以前魔理沙が神社に来て、酒を飲み、部屋で大暴れしたことが
あったのだ。それを警戒してか
あうんは険しい顔になってしまったらしい。

あう「魔理沙さーん、私と遊んでくださいよー」

あうんは遊び相手が欲しかったのか魔理沙にスリスリしてじゃれてきた。

マリ「お〜あうん、かわいいなぁまったく!」

そういって魔理沙とあうんは遊びはじめた。

霊夢「さ〜て、わたしはゆっくり休ませてもらいましょうかね」

霊夢は境内の掃除で疲れているようだ。霊夢が休もうとした時、
神社に2人の客人がやってきた。
一人は昨日の散歩で偶然あった紅魔館
のメイド咲夜、もう一人は紅魔館の主レミリア・スカーレットだ。

咲夜「昨日はどうも。今日は正式に会いに来たわ。」
レミ「霊夢ー!このカリスマが会いに来たぞー!」

異変前のレミリアはカリスマ溢れだす夜の王といった感じだったが、
霊夢に倒されたあとカリスマがなく
なってしまった。

そんなカリスマなきレミリアだがこんな彼女に妹がいるのはまだ内緒の話。

レミ「霊夢、今日私たちがここへ来たのは相談したいことがあったからなのよ。」
霊夢「なによ、改まって相談ごとだなんて」

そう霊夢は言った。

レミ「実は最近嫌な胸騒ぎを覚えたのよね。」
霊夢「ふーん、あんたの気のせいなんじゃない?」
レミ「それだといいのだけれど」

そういってレミリアはあうんたちのところへ行き遊び始めた。

霊夢「ねぇ、咲...!?」

突如ブワンという音が響き空間に変なスキマが現れた。

??「久しぶりね霊夢。」
霊夢「あんたは、紫!?」
ゆか「あら、そんなに驚いたかしら?」
霊夢「そりゃいきなりスキマから出てくれば驚くわよ。」
ゆか「それで、さっきのレミリアの話だけれど、一応忘れずに覚えておきなさい。」
霊夢「なんでよ?」
ゆか「実は私も最近嫌な胸騒ぎを覚えたからよ。念のため用心なさい。」

ブワン

そういって紫はスキマへと消えた。

咲夜「・・・霊夢?」
霊夢「あ、ああごめんなさいね」
咲夜「???」
咲夜「まぁいいわ。私たちはそろそろ帰るわね。」
霊夢「あらそう、気を付けてかえりなさいね。」
咲夜「あらご親切に心配ありがとう。」
咲夜「お嬢様ー帰りますよー。」
レミ「えーー、わかったわ」
レミ「それじゃあね、霊夢♡」

そういって咲夜たちは紅魔館へと帰っていった。
紅魔館へと戻るといつものごとく美鈴は寝ていた。
寝ていた美鈴は咲夜にシバかれ、説教された。

一方・・・

マリ「なぁ霊夢、今日お前んち泊まっていってもいいか?」
霊夢「仕方ないわね、いいわよ」
あう「やったぁー、魔理沙も一緒だー」
あう「魔理沙ー一緒にお風呂入ろうねー」
マリ「おう!背中流してやるぜ」
あう「わーい」
霊夢「あんたたちが入っている間夕ご飯の支度をしておくわね。」

そしてあうんと魔理沙は露天風呂へと向かった。
今日はあうんが魔理沙の背中を、魔理沙はあうんの背中を流し、気持ちよさそうにお風呂に
はいっている。

マリ「はぁ~、やっぱここの温泉は最高だぜー!」
あう「う~、今日一日の疲れが癒されます~」
あう「魔理沙さん、明日もいっぱい遊んでくれますか?」
マリ「いいぜ!たくさんあそぼうぜ!」

そんな和やかな話をしているうちに夕ご飯ができた。今日のメニューは冷やし中華らしい。

あうん&魔理沙「うひょ~おいしそう~」
霊夢「そんなに慌てないで、ゆっくり食べましょう。」
一同「いただきます!」

冷やし中華を食べながら3人は仲睦まじくいろいろな話をしていた。
流石に魔理沙は前回暴れたのが効いたのか今日はお酒を飲まなかった。

夕ご飯を食べ終わり布団をしいた。魔理沙とあうんは遊びつかれたのか
先に眠ってしまった。

霊夢「ほんっと、寝顔めちゃ可愛いわね、ふふ」
霊夢「・・・・・。」

霊夢はあの時紫に言われた言葉をふと思い出していた。

(紫「それで、さっきのレミリアの話だけれど、一応忘れずに覚えておきなさい。
   実は私も最近嫌な胸騒ぎを覚えたからよ。念のため用心なさい。」)

霊夢「(あの紫が嫌な胸騒ぎを覚えたといっていたなら本当に用心したほうがいいかもしれないわね。)」

そう夜風にあたりながらふけっていた。

夜風にあたっているうちに眠くなってきたのか霊夢も布団にはいった。

霊夢「おやすみ、魔理沙、あうん、明日の遊び私もまぜてよね」

そう言って霊夢も眠った。
こうして今日一日が終わった。

To be Continued...

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